最近、朝のルーティンにひっそり仲間入りしたものがある。
クローブのホール、数粒。
カップにポン。お湯を注ぐだけ。それだけ。
スパイスとしては知っていたけれど、飲むという発想はなかった。でも調べるうちに、50代の体にけっこう嬉しい話が出てきて、続けてみることにした。
クローブってどんなスパイス?
クローブは丁子(ちょうじ)とも呼ばれる、フトモモ科の木の花蕾を乾燥させたもの。あの独特のスパイシーで甘い香りが特徴で、カレーやグリュワインに使われることが多い。
日本での馴染みは薄いかもしれないけれど、実は奈良時代から使われてきた歴史あるスパイスだったりする。
なぜ飲むことにしたのか
もともとのきっかけは抗酸化作用が気になったから。
クローブにはポリフェノールの一種であるタンニンやフラボノイドが含まれていて、老化や病気の原因となる活性酸素を除去する働きが期待される。エイジングケアを意識し始めた50代には、気にならないほうがおかしい。
それだけじゃなくて、クローブに含まれる抗酸化物質は体内の炎症を減少させるのに役立つとされていて、慢性炎症に関連する疾患の予防にも繋がる可能性があるという。
更年期って、じつは炎症と深く関係している時期でもある。だからこそ、抗炎症作用という言葉には少し敏感になっている自分がいる。
飲んでみた感想
正直、最初の一口でちょっと笑ってしまった。
「あ、歯医者だ。」
あの独特の匂い、正体がわかった。
クローブの精油成分「オイゲノール」は、歯科の世界では「ユージノール」と呼ばれていて、酸化亜鉛と混ぜた「酸化亜鉛ユージノールセメント」として、虫歯の穴に詰めて消炎や痛みを和らげるために使われている。歯科医院に行くと感じるあの独特の香りも、オイゲノールを含む消毒薬や麻酔薬から来ているものだ。
つまり、私が毎朝飲んでいるクローブのお湯の中には、歯科で使われているのと同じ成分が含まれているということ。食品として飲む分には全然違う濃度の話なんだけれど、「え、そういうことだったのか」という発見がなんか嬉しかった。
続けて気づいたこと
数週間飲んでみて感じるのは、胃の調子がいいこと。
クローブは胃腸の働きをサポートするスパイスとして古くから利用されていて、β-カリオフィレンなどの成分が胃もたれや食欲不振、消化不良のときに役立つとされている。
更年期に入ってから胃腸の調子がよめなくなっている感覚があったから、これは地味に嬉しい変化。
飲み方とちょっとした注意点
私のやり方は、カップにホールのクローブを2〜3粒入れてお湯を注ぎ、少し蒸らして飲むだけ。コーヒーに1粒入れるのも好きで、なんとなくスパイシーな深みが出る気がしている。
ただ、消化器粘膜への刺激が出ることもあるので、胃炎や潰瘍の既往がある方は注意が必要。また血小板の働きを抑える性質があるため、抗凝固薬を服用中の方は医師に相談を。
何事もほどほどに、が基本。私はあくまでスパイス感覚で取り入れている。
まとめ
クローブはスーパーのスパイスコーナーで100〜200円台で買えるものなのに、なんか「やってる感」があって気に入っている。
ホールをお湯に入れるだけ。それだけで、抗酸化・抗炎症・胃腸サポートと、50代が気にしがちなポイントをまとめてカバーしてくれる。
歯医者の匂いが苦手な人には少しハードルが高いかもしれないけれど(笑)、慣れるとこれが案外心地いいんだよね。


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